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未曾有の不況

飽きやすいオラが、毎月1本は書くべいと何となく決めて、前編から通算すると5年近く(うわ、そんたになるが!)続けてきたのだが、ここのところまとまった記事を書けないでいた。

一方、最近は何か書こうにも、いつか書いたようなことの繰り返しになってしまうので、躊躇していたのだ。2月も半ばを過ぎ、何か書かなくてはという気分がいよいよ強くなってきた。

今の時期であればMSCだの日本選手権、そうこうしているうちにスーパーラグビーが始まり、Six NationsではWalesが好調で嬉しいだの、はては、オフになった諸君はウェイトをせよだの、書くことはおんなじようなことになってしまうのである。

大して読まれているわけでもない個人のブログだから、別にそんなことどうでもいいようなものだが、これでも書いているほうは気になるもので。

とまれ、今日はようやく書いてみる。
TLはじめ社会人チームの契約選手の年俸は、私の知る限り公に知られていなかった。
それが今回の三木選手の訴訟で明らかになった。とはいえ、彼一人の、ホンダ時代のということだから一般化するには難もあるだろうが、ひとつの例として誠に興味深い。
年俸、にせんごひゃく万である。

日本代表経験ありではあるが、キャップ一桁台の選手で2千5百万円である。げげ、こんなに貰ってたのかというのが正直な感想である。すると更に名の売れた選手は、更にいくんだろうし、NZ、豪の代表クラスだと、ひょっとすると桁が違ってくるのであろう。

私の印象のように高給であるとしても、その将来は非常に不安定なことを考えると、選手にすれば、決して安くはなかろう。ラグビー選手は寿命が短い。継ぐ家業でもあれば別だが、一線のプレイを退いた後、食っていける方途があるわけでもない。ラグビーの契約選手という生き方を選ぶというのは相当勇気の要ることだと思う。

本当のトップクラスを維持しようとすれば、社会人ラグビーはかくも物入りな世界だということを三木の訴訟は垣間見せてくれた。

一方、これに耐えられなくなった企業はピッチからチームを引き揚げていくわけだ。
ご承知のとおりIBM、セコム。ともにTLとイーストを行きつ戻りつしていた両チームだ。

新日鐵釜石ラグビー部もその道を辿ってもおかしくない運命であったのだが、KSWとしてオープンクラブ化し、存続の方途を残したわけである。

これも以前に書いたが、オープンクラブといっても、KSWは手弁当のみのクラブではなく企業の雇用やスポンサーシップに支えられて成り立つクラブである。純然たる企業チームのように1社が支えるのではなく、支える主体が複数である違いがあるだけである。そして、新日鐵が圧倒的な大株主であることに変わりはなく、不況を理由に大株主の座を降りる(その容態は一様でないが)というオプションが存在しうる。これがペシミストのオラの最近の憂慮であった。

今月の文藝春秋に新日鐵・三村会長のインタビュー構成記事が掲載されている。幾度の不況を乗り越えてきた新日鐵の心意気が感じられる。まさか、会長マターではあるまいが、釜石ラグビーの梯子を更に外すことはあるまいと信じたい。

TLまでの道は遙かであるが、2部リーグながら地域にメジャーなラグビークラブが引き続き存在することを以って、暫くは良しとすべきとせねばなるまい。

東芝は、
三洋は、
NECは、
トヨタは、
TLのビッグビジネス各社はラグビー部を維持できるのだろうか。
by skipoyaji2 | 2009-02-17 19:24 | Comments(1)