20数年ぶりに菅平に登ってきた。
空が高く青く、そして意外に暑い。
町のおおまかなつくりは当時とそう変わらないような気がしたが、土のグランドはすっかり姿を消し、競技人口は増えてもいるまいにショップのバラエティが増していたように思う。
(昔から変わらぬ信号カドのスズキ)
(オラ的にはNZ Onlineのショップにマニア心を最もくすぐられた)
菅平のラグビータウンぶりはKiwiでも驚くやに聞くが、そのように言われれば、なるほど往来するオヤジらも大半がラグビー関係者であり、こんなに密度が濃いところは地球上にほかにはないかも知れない。
青春を謳歌する学生の眩しさ(当時は菅平は憂鬱なばかりであったが)が、少し羨ましくも思えたが、何のカメラを担いでワラシの追っかけに来るだの、母校に差し入れ持って激励に来るだの、この年ならではの楽しみは別にあるというべきであろう。
「オラの出た大」の試合相手(「ワラシのいる大」ではない)には、なんと娘が高1の時の主将がおり、「オメはん、○○高の○番だったえん?」と声をかけるにも、オヤジには躊躇はない。
ときに、折角ここまで来たのだからと、軽井沢にも行ってみた。
とまあ、楽しい遠征であったのだが、主力の超望遠ズームを壊してしまった。
コンバージョンの後、画像を確認していたら、そのボールの跳ね返りがレンズを直撃し、フォーカスリングがいかれたようだ。
試合中はデッドになってもボールから目をそらすなと教わってきたが、それは撮影中も同じであった。
基本を怠ると代償が大きいのはどちらにも共通する。
尤も、最近は撮るべきものも少なくなったし、「オメもは撮るのはそろそろいいんじゃね?」とカミ様に言われたような気もする。
「ワラシのいる大」は負傷者もおり、秋のシーズンが心配だが、何とか乗り切ってほしい。